抗生物質スクリーニングを対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethod™アプリケーションVersion 1.3

 

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

食品中の60種類以上の医薬品のスクリーニングと定量

動物用抗生物質のスクリーニングのためのiMethodアプリケーションには、60種類以上の分析対象物のための2つの試験法が含まれ、サンプル調製の条件も附属します(腎臓分泌液、牛乳、蜂蜜、その他)。正負いずれのイオンモードの分析でも使用可能です。このメソッドは、100以上の動物用抗生物質のためのMRMカタログ、化合物当たり最大3つのトランジション、対象とする化合物に特異的なカスタムスクリーニングと定量メソッドを追加して作成するために使用可能な情報が含まれます。一般的な抗生物質のスクリーニング用の3番目のメソッドが、さらに90以上の分析対象物のために含まれています。

iMethodアプリケーションは、複数クラスの抗生物質についてスクリーニングを行います。すなわち、ラクタム系、テトラサイクリン系、スルホンアミド系、マクロライド系、アンフェニコール、フルオロキノロン、そしてフルニキシンです。

完全なリストは資料をご覧ください:腎臓分泌液、血清、牛乳、蜂蜜中の抗生物質のスクリーニングのための迅速なiMethod™アプリケーション(PDF)

状態: Available Item status information

抗生物質スクリーニングを対象としたCliquidソフトウェア用iMethodアプリケーションVersion 1.3|質量分析計・LC-MS/MSシステムのSCIEX

特長

メソッドをダウンロードして、分析したいサンプルを追加すれば準備完了です。

食品試験用iMethod™アプリケーションにより、迅速にLC-MS/MSメソッドをご使用頂くことができ、精密で正確な結果を短時間で生成できます。ラボで検証済みのメソッドをWebまたはCDからCliquid®ソフトウェアにダウンロードしてサンプルを分析するだけです。すべての装置パラメータはインストール時にダウンロードされます。すぐにテストを始めるために必要なすべてのもの(サンプル調製プロトコール、最適化されたMSおよびLCパラメータ、積算パラメータ、レポートテンプレート、ドキュメント)が含まれています。

腎臓分泌液、血清、牛乳、蜂蜜中の抗生物質のスクリーニング

このiMethod™アプリケーションは、7つのクラスの抗生物質(β-ラクタム、テトラサイクリン、スルホンアミド、マクロライド、アンフェニコール、フルオロキノロン、フルニキシン)をスクリーニング可能です。この方法では、2つのアクイジションメソッドを用いて最大感度を得ており、正イオンモードで24化合物、負イオンモードで7化合物をスクリーニングが可能です。このiMethod™アプリケーションはさらに、カスタム化したスクリーニングまたは定量試験の作成のため、化合物毎に最大3つのトランジションのMRMカタログを含んでおります。

プロトコールの例として、牛腎臓分泌液または血清から調製したサンプル調整用プロトコールが含まれています。サンプルは通常、ホモジネーション、アセトニトリルによる抽出、固相抽出、遠心分離、濾過により調製します。牛乳と蜂蜜用の手順が追加で提供されます。蟻酸を加えた、メタノール/水のグラジエントを用いて、Phenomenex Gemini C18カラムを使用したHPLCによるサンプル分離を行います。サンプル調製と装置構成のさらに詳しい情報は、購入頂いたiMethod™アプリケーションに含まれています。

抗生物質スクリーニング用のiMethod™アプリケーションはSCIEX 4000 QTRAP® LC/MS/MSシステムのために構成されています。これには、確認用ライブラリと組み合わせ可能なMRMトリガー、フルスキャン法を用いています。最も一般的な139種類の抗生物質とその代謝物を含む抗生物質スクリーニングライブラリは別売で、このiMethod™テストには含まれていません。

開発時間の短縮

作業内容iMethod™アプリケーション従来のメソッド開発
試験計画書含まれる数週間–数カ月間
サンプル調製テクニック含まれる(例や参照資料も含まれる)数週間–数カ月間
最適化したMS/MSアクイジションパラメータ含まれる数週間–数カ月間
LC装置パラメータとリテンションタイム含まれる数日間–数週間
積算(定量)パラメータ含まれる数日間
報告書テンプレート含まれる数日間
LC/MS/MSスペクトルライブラリ含まれることがあります。スタンドアローンライブラリも利用可能です。数週間–数カ月間
スタッフへのトレーニング–ソフトウェアシンプルなCliquid®ソフトウェアインターフェイス。トレーニングを追加する必要はありません。従来のMSソフトウェアとレビュー手順–数日間
メソッドバリデーション数週間。利用可能なバリデーションテンプレートとサポート数週間–数カ月間
試験開発と導入数週間6–12カ月