カラム交換後のピーク形状のトラブルシューティング


Date: 05/31/2018
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研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。


問題の説明

イオン比(Ion Ratio)が低下したので、分析カラムを交換しました。LCメソッドで45分間カラムを平衡化し、システム適合性試験(SST)を30分間実施しても、ピーク形状は改善しませんでした。


解決方法

ピーク形状が悪いという問題を解決するために、分析カラムだけでなく、ガードカラムも同時に交換すると解決する可能性があります

大部分の分析カラムは1500~2000回の注入ごとに交換します。一方、ガードカラムは100~200回の注入ごとに交換する必要があります。交換の目安はカラムによって異なりますが、分析カラムとガードカラムを定期的に交換することで、この問題を軽減できます。さらに、分析用カラムは、ルーチン分析に使用する前に、平衡化する必要があります。分析前に、システム適合性試験(SST)を実施することにより、標準品を繰り返しカラムに注入することで平衡化できます。カラムの平衡化方法については、カラムの製造業者から具体的な指示を得る必要がある場合があります。一部のカラムには特別な平衡化プロセスが必要な場合がありますが、クリニカルアプリケーションで使用されるほとんどのカラム(Phenyl-Hexyl, Biphenyl)は、接続後ブランク(またはSST)を2~3回注入したら使用できます。