Date: | 04/23/2019 |
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研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。
回答
レーザ誘導蛍光(LIF)のキャリブレーション補正係数(CCF)とは、既知濃度の分析対象物からの蛍光と機器で検出した関連シグナルとの数学的な関係を表します。その後の測定値に係数を乗じて、Relative Fluorescence Unit(RFU)を決定します。
CCFアルゴリズムは内部設計で独自のものですが、ロジックは次の通りです。:
1. e-gramデータから最大ステップ高さを計算します(測定RFU値)
2. CCF = ([目標RFU値] * 105)/(測定RFU値) * CCF0
ここでの目標RFU値=使用する標準溶液の目標値です(ユーザーがウィザードに入力)。
測定RFU値=バックグラウンドバッファーと標品との間のシグナルの変化です。
CCF0 =ファームウェアに保存されているキャリブレーション補正係数(CCF)の現在の値です。
Bare Fused-Silicaキャピラリー:
Test Mix緩衝液中の50nM Fluorescein(フルオレセイン)に対する目標RFU値は、以下の通りです。:
100 µm IDキャピラリーの場合は62.2
75 µm IDキャピラリーの場合は35
50 µm IDキャピラリーの場合は15.6
20 µm IDキャピラリーの場合は2.5
Test Mix水溶液中の100nM Cy5に対する目標RFU値は、以下の通りです。:
100 µm IDキャピラリーの場合は8.9
75 µm IDキャピラリーの場合は5
50 µm IDキャピラリーの場合は2.2
N-CHOキャピラリー:
Test Mix水溶液中の50nM Fluorescein(フルオレセイン)に対する目標RFU値は、以下の通りです。:
50 µm IDキャピラリーの場合は7
CCF値が計算されると、それ以降のすべての測定値にこの値が乗算されます。実行条件、キャピラリー内径および化学的性質が変化しない限り、計算されたCCFは有効です。
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